表側矯正でも裏側矯正でも治療精度を追求

渋谷セントラル矯正歯科の院長の山崎幸一です。当院の矯正治療では見えない矯正である「裏側矯正」や上顎のみ裏側の「コンビネーション矯正」を選択される方がとても多いです。

技術的に難しい裏側矯正に対応するため、手術用顕微鏡(マイクロスコープ)の常用や3D-CTによる三次元診断を駆使し、従来の表側矯正と同等の治療が可能となりました。

また、精度にこだわるため表側矯正でも裏側矯正でも顕微鏡下にて矯正装置を装着しております。顕微鏡による接着技術向上により奥歯を囲む金属製のバンドを使用せず、0.25mmの極細ワイヤーや非常に柔らかいワイヤーを使用して優しい力にこだわるなど、歯に負担の少ない矯正治療を目指しております。

マイクロスコープをフルタイムで使用

矯正歯科も含め歯科治療では患者さんの歯の状態を正確に把握する必要があります。そのための手段として手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を利用するのが最も効果的であると歯科医であれば認識しています。手術用顕微鏡の3大利点として「拡大」「照明」「記録」があります。

しかしながら、器材が高価であるのと、治療時間が長くなり、習得にも期間を要するため、多くの歯科医が導入しても常用しなくなることが多いです。

この困難を伴う手術用顕微鏡をフルタイムで矯正治療に利用しようと覚悟を決めて、年間2000時間以上にわたり顕微鏡を使い続けて、肉眼時よりも精度にこだわる治療が可能となりました。

ただし、治療費も高価となっては患者さんに不利益となるため、治療時間を従来と同等以下まで短縮し、治療費の上昇を抑えました。これは手術用顕微鏡による矯正治療が多くのドクターにも普及して欲しいという願いもあります。

「歯並び」はお顔の一部です

矯正治療を行うにあたり、歯並びの位置を調整して顔貌もより綺麗にすることを最も重視します。顔貌が悪化するようであれば矯正治療は行いません。正確な診断のためにKavo社製の低被爆で広範囲撮影できる3D-CTを導入しました。

これにより、1回の撮影で顔面全体の3次元データが取得できるため、歯牙と硬組織(骨)と軟組織の関係をさまざまな角度から把握可能となりました。

矯正装置もCTの3次元データを診ながら装着を行います。さらに、歯並びはお顔の一部であるため細かく正確な処置が求められます。同じ顔面領域を扱う眼科や耳鼻科では顕微鏡治療が必須です。

歯科矯正でも小豆大の歯に米粒大の装置を装着することになるので、カールツァイス製手術用顕微鏡(マイクロスコープ)EXTARO300を3台導入して確実な治療を目指しております。

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【見えない矯正】

裏側矯正、コンビネーション矯正、透明な装置の表側矯正、マウスピース矯正などについて

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【裏側矯正】

当院の裏側矯正は患者さんに合わせたオーダーメイド矯正にて仕上がりにこだわります

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【部分矯正】

部分矯正はその相性の良さから、症例の95%以上が裏側矯正で治療を行っております。凸凹が大きい症例でも対応可能です

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【小児矯正】

小児では虫歯にならないことを最重要視しているため、小児矯正はすべて裏側矯正で行っております

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【インプラント利用の矯正】

効率的な歯の移動のため、矯正用インプラントも積極的に導入しております

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【ホワイトニング】

歯の色調が気になる場合、矯正中のホワイトニングも可能です

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矯正治療の必要性

歯並びの治療は、美容的な改善(歯は顔の一部)はもちろんですが、お口とからだの健康を長期的に支えるとても大切な治療です。治療を受けることで、口腔内環境が改善し、虫歯や歯周病などの予防につながるため、将来的に健康な歯を多く残すことができます。

最近は装置の進歩により、目立たない矯正治療が一般化してきたため、職業上などの理由で、以前は歯列矯正を諦めていた方も治療できるようになりました。良質な矯正歯科治療の普及により、一人でも多くの方が豊かな人生を手に入れることを願っております。

最近の矯正治療について想うこと

ここ最近の矯正治療の流れとして、特に成人矯正による「見えない矯正」の需要が高まっています。「見えない矯正」は通常、「裏側矯正」と「マウスピース矯正」に大別されます。

技術的な障壁が低いこともあり、特に後者の「マウスピース矯正」のシェアが世界的に爆発的な勢いで伸びております。ワイヤーを使用した矯正技術は習得が非常に難しいので、マウスピースを使用した矯正治療の支持が得られているのも理解できます。

当院でも以前は「マウスピース矯正」を数多く治療しておりましたが、治療スピードや治療精度を考慮するとワイヤーを使用した裏側矯正の優位性がまだ高いと実感しております。 例えば、マウスピース矯正で1年以上かかっても治らない凸凹が裏側矯正では2か月くらいで改善することを数多く経験しております。

そのため、「見えない矯正」を希望される場合はワイヤーを使用した裏側矯正を第一選択としてお勧めしております。正直なところ、ワイヤーを使用した裏側矯正をメインに診療すると、一人の矯正歯科医が年間に診療できる患者様の人数は限られてしまいますが、治療中の美しさと仕上がりのバランスを重視すると現時点では最良と考えております。

また、「日本矯正歯科学会によるマウスピース矯正の治療見解」を参考にすると、「マウスピース矯正」を希望する場合でも必ずワイヤーによる矯正治療をマスターしている矯正歯科専門の医院を選択することが非常に重要となります。当院でも「マウスピース矯正」を10年以上前より扱っておりますが、希望される患者様には「ワイヤー矯正」以上に慎重な治療を心掛けております。